読解問題には、読み方・解き方がある!
なんとなく読み、なんとなく解くことをやめて、論理的な解法を習得してください。
わかりやすい文章の書き方を知っていますか?
作文と小論文の違いがわかりますか?
上手に書くためのコツを学びましょう!
苦手な方歓迎!古文・漢文が、最短時間で、正しく読めるようになるために。文法の知識と読み方とを丁寧に解説します。
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読解問題を解くためには、「読む技術」と「解く技術」の二つが必要です。
今回はそのうちの「読む技術」について、その概要を説明します。
すなわち、文章を正しく理解するためには、どのように読めば良いのか、です。
大きく見れば、その鍵を握るものは二つあります。
概念と論理です。
概念とは、簡単に言えば言葉の意味のことです。
文章を正しく読みためには、文中で使われる言葉の意味について正しく知らなければなりません。
とりわけ重要なのが、複雑な文章に特有な抽象語の知識です。
語句自体の持つ辞書的な意味の知識に加えて、その語句が一般にどのように使われるかかという文化的知識の有無が、読解を大きく左右します。
また、論理と言っているのは、言葉と言葉、文と文、文章と文章のつながりのことです。
文章を読むとは、紙の上に並ぶ文字をつなげていく作業です。
言葉と言葉、文と文、文章と文章のつながり方のルールを知り、そこに意識を働かせることで、なんとなく文字を追っていたときとはまるで違う、明晰な意味の世界が現れ出てきます。
概念を体得し、論理を知る。
文章を正しく読むための技術は、この二つの作業によって支えられています。
その技術は、概念と論理に気を配りながら文章を読み解くことで自分のものとなり、概念と論理を駆使してもろもろの文章を読み進めることで精度を増していきます。
次回以降は、概念と論理が実際の読解においてどのように働くのかを、より詳しく解説します。