読解問題には、読み方・解き方がある!
なんとなく読み、なんとなく解くことをやめて、論理的な解法を習得してください。
わかりやすい文章の書き方を知っていますか?
作文と小論文の違いがわかりますか?
上手に書くためのコツを学びましょう!
苦手な方歓迎!古文・漢文が、最短時間で、正しく読めるようになるために。文法の知識と読み方とを丁寧に解説します。
慣用句や四字熟語はもちろん、和歌・俳句から文学史まで。国語に関して知っておきたい知識を、わかりやすくまとめてあります。
●国語以外もお任せ下さい!優秀な講師陣が全教科に個別で対応する「フィロソフィア寺子屋教室」も運営しております。
●小論文の持ち込み歓迎!通常授業に通えない方や、短期間で臨時に対策を必要とする方に、個別で小論文指導をします。
●一般向け講座、講演会、セミナーも実施!地域における学術・文化の拠点として、開かれた私塾を目指します。
こんにちは。宮前教室の鈴木です!
先日、小学生基礎の授業でこんなことがありました。
ある4年生が、「パリ」についての説明文を読んでいたときのこと。
パリは「芸術のみやこ」と言われ、多くの芸術家が集まっていた、という内容で、
「芸術家」とは何か?という問いが出てきました。
その生徒はさっそく辞書を使って、「芸術の仕事をしている人」という意味であること、
「芸術家」には「音楽家」「画家」「写真家」などがいることを調べました。
「画家」って?と尋ねると、「絵をかく人!」と元気な返事。
じゃあ「作家」は?……別の生徒から、「……本をかく人?」その通り!
「家っていう漢字は、人って意味があるんだね~」と、みんなで納得したのもつかの間、
今度は、「でも、看護師とか、保育士ってのもあるよ!」との声。
確かに、「師」や「士」も人を表すことば。
「弁護士」「医師」「美容師」など、次々と出てきます。
そこでまた4年生がひと言。「どういうふうに使い分けているんだろう~?」
待ってましたとばかりに隣で作業をしていた塾長が顔をだし、
「『師』・『士』はその資格を持っている人、『家』はそれを好きでする人を意味する」
ことを教えてくれました。
最初はピンときていないようでしたが、先ほど挙げたことばを踏まえて考えると、
なるほどね、と納得した様子。
自称 芸術家 は成り立つけれど、自称 看護師 は成り立たないということだ。
わずか数分のやりとりでしたが、
一つのことばから、他の多くのことばについても考え、きまりを知る、という
なんとも楽しい学びの一場面でした。