読解問題には、読み方・解き方がある!
なんとなく読み、なんとなく解くことをやめて、論理的な解法を習得してください。
わかりやすい文章の書き方を知っていますか?
作文と小論文の違いがわかりますか?
上手に書くためのコツを学びましょう!
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5月14日にSchipによるワークショップが開催され、私も参加させていただきました。
「入試現代文」の「正答の無さ」を逆手に取ったこの企画。
Schipは、東大の入試問題を題材としたぶ厚い参考書を作成しているのですが・・・
そこの参考書から辿り着く「答え」と赤本や予備校の「模範解答」が全く違うというのがまずはおもしろいのです。
その道のプロとされる人たちの間ですら「答え」がちがう・・
するとじゃあ、「答え」って何なのさ、と放り出されることになるのですが
その「突き放し」が
「解くから問うへ」をテーマとするSchipのねらいとなっているようです。
思えば、日々の生活で直面する「問題」は答えの無いものばかり。
「尊厳死を認めるべきか」「増税はすべきか」といった社会的なものから、
「私と仕事どっちが大事なのよ」「このパンに合うおかずはなにかなぁ」まで
あぁ、なやましい。
しかし、満場一致で完璧だと認められるような答えを出せないにしても
「より良い」答えを追求し、それを論証していくことはできます。
(たとえば、最後の問いはみそしるよりもスープが「正」にちかいと論証するのは難くない)
追求と論証を繰り返し、頭をひねりながらええいと自分なりの正答を編み出していく
日々の意思決定に伴う、スリリングな感覚の疑似体験
あぁ、これが「現代文試験」における「記述式課題」の醍醐味だなあと
改めて思いだされました。
「現代文試験」を「ラベルの張替え」という比喩で、
広告マーケティングになぞらえていたのもとてもよかったです。
身近でユーモラスな映像資料から
「机上」と「社会」がスムーズにつながるよう、思考を導いてくれる仕組みになっていて
なごやかな雰囲気の行間からも
勉強って机に向かって点数を取るためにやるんじゃないんだぞ
という、熱のこもった教育論ががんがん伝わってきて、
あっという間に時間が過ぎました☀
簡単なゲームによるアイスブレイク、その後の解説ではスクリーンへとみんなの意識を集中させることで
メインの問題演習時に、集中力を紙の上へと自然に移行できるような流れになっていたのもよかったです。
私はまだまだ机上に生徒を縛りすぎているような気がするから
もっとアクティブラーニングの考えを取り入れながら
いろんな感覚を研ぎ澄ませられるような学び方を試していかないと、と
授業づくりの面でもとても勉強になりました。
いちばんの反省は、
いい企画なのに、宣伝を十分にできなかったこと。次回までの課題とします。
SchipのかっこいいHPはこちら。アプリもたのしそう。
フィロソフィア国語教室 西荻駅前教室 山田あかね