読解問題には、読み方・解き方がある!
なんとなく読み、なんとなく解くことをやめて、論理的な解法を習得してください。
わかりやすい文章の書き方を知っていますか?
作文と小論文の違いがわかりますか?
上手に書くためのコツを学びましょう!
苦手な方歓迎!古文・漢文が、最短時間で、正しく読めるようになるために。文法の知識と読み方とを丁寧に解説します。
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こんにちは!講師の鈴木です。
爽やかな秋晴れが続き、ぽかぽかの陽気に誘われるままに外に出るのがなんとも心地よい季節ですね。
少し外出しやすくなったこともあり、街ゆく人々の表情も心なしか明るく見えます。
さて、土曜日クラスの作文教室では、この2学期に「600字作文道場」の一環として、作文メモづくりの練習をしています。
作文を書く前に必要なのが、アイデアメモと構成メモ。
与えられたテーマに対して思いついたことを気の向くままに書いたのでは、なかなか面白い作文にはなりません。
特に、長い作文を書く場合には、作文の内容を充実させ読ませどころを意識してつくるために、メモづくりが必須です。
アイデアメモはアイデアを広げて書く内容を決めるためのメモで、構成メモはわかりやすい構成にして読ませどころを決めるためのメモです。
授業ではまず、アイデアメモの練習から始めました。
使うのはマッピングの手法。
中央にお題を書き、そこから思いつくアイデアを単語レベルで出し、線でつないでいきます。
たとえば、「運動会」というお題の場合。
はじめはこのように思いついたことを書いていきます。
ここからどんどんアイデアを広げていくわけですが、そのときのポイントは、なるべく細かく、具体的に書くこと。
時間を細かく区切る、以前の様子を思い出すなどして、多くの項目に分けて書くとよいことを説明しました。
以下の例のように、100m走や騎馬戦の練習の様子を「1位でゴール」とか「大変だった」というように一言でまとめてしまうのではなく、スタートからゴールまでの過程を細かく分けたり、何が大変だったのかをくわしく書いたりして、メモを膨らませます。
ただし、メモに書いたアイデアを全て作文にする必要はありません。
アイデアメモは、あくまで書く内容を決めるためのメモ。
自分で「このときこんなことがあったな」「こんな気持ちだった」などと思いだし、作文のテーマになるような面白いネタを探す作業です。
目標は、一枚の白い紙いっぱいをメモで埋めて真っ黒にすること。
こう生徒たちに伝えると、黙々と手を動かしどんどんメモが広がっていきました。
鉛筆が止まってしまったときは、一回全体を俯瞰し膨らませるべき部分を一緒に考え、アドバイスをします。
「夏休み」「マスク」といった様々なお題に対し、それぞれが自分だけのアイデアメモを完成させました。
下の画像は、授業内で生徒が書いた「マスク」というお題のアイデアメモです。
見やすいように配置を直して書き換えてありますが、内容は実際の生徒のもの。
マスクをつけたままの学校生活での不便、そして新たな楽しみなど、メモを膨らませるという作業をしたからこそのアイデアが出てきました。
このアイデアメモから、何種類もの作文が書けそうです。
アイデアメモが書けたら、次は構成メモへと移ります。
たくさん出てきたアイデアを取捨選択して作文のテーマをしぼり、わかりやすい順番になるように構成メモを作ります。
その様子はまた次の記事でご紹介します!