読解問題には、読み方・解き方がある!
なんとなく読み、なんとなく解くことをやめて、論理的な解法を習得してください。
わかりやすい文章の書き方を知っていますか?
作文と小論文の違いがわかりますか?
上手に書くためのコツを学びましょう!
苦手な方歓迎!古文・漢文が、最短時間で、正しく読めるようになるために。文法の知識と読み方とを丁寧に解説します。
慣用句や四字熟語はもちろん、和歌・俳句から文学史まで。国語に関して知っておきたい知識を、わかりやすくまとめてあります。
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こんにちは、講師の八柳です。
今回は、金曜日17:00~21:00の「作文・精読クラス」についてご紹介します。
講座名の通り、このクラスでは小学生(中・高学年生)の生徒さんたちに、
「作文」と「精読」とに交互に取り組んでもらっています。
精読とは、ひとつの作品を、時間をかけてじっくりていねいに読むことです。
だいたい二、三十ページほどの短編小説や童話を、一学期かけて精密に読み解いていきながら、
語彙、漢字、表現技法といった知識を習得したり、
「このときの〇〇の気持ちを説明しなさい」
「このとき××がこのような行動をとったのはなぜですか」
のような記述問題への答えかたのコツを身につけたりしていきます。
今期は、宮沢賢治の「貝の火」という童話を読みすすめてきました。
授業は、こちらで一文ずつ声にだして読みあげながら、
そのつど大切だと思われることがらにはっきり注意を促していくかたちですすめますので、
黙読が苦手なお子さん、集中のとぎれがちなお子さんにも安心してご参加いただけます。
作文の回は、今学期はとくに「小説を書こう」というテーマのもと、最終的には原稿用紙二、三十枚ほどの短編作品を書きあげてもらうことを目標に、さまざまな文章表現のトレーニングをしてもらっています。
たとえば、前回の課題は「人物描写をしてみよう」。
やさしい、つめたい、器用な、かわいらしい、うそつきな、めんどうくさがりな、
などといった抽象的な言葉に頼らず、
具体的な状況やしぐさを書きこむことによってある人物の性格をいきいきと浮かびあがらせる練習をしました。
ある生徒さんは人物の「かしこさ」を表現するために
本でいっぱいの部屋や学校での理知的な会話を描写してくれましたし、
朝食の献立のような一見どうでもいいことについて異様なほどネチネチと細叙することで
語り手の「神経質さ」をあらわしてくれた生徒さんもいました。
このようにして培った技術は小説を書くような特殊な場合だけでなく、
ふだん学校で作文を書くときにも役立ちます。
たとえば家族について書くとき、「お母さんはやさしい人だ」のひと言で説明してしまうよりも、
「お母さんはぼくがテストで0点をとっても『大きなマルが一つもらえたじゃない』と笑ってくれる」
などと具体的な言動を描写したほうが、作文はずっとおもしろいものになるでしょう。
生徒さんに書いてもらった文章は、誤字・脱字など基本的なことについてはその場で添削し、
内容については、「ここはどういうことが書きたかったのか?」「なにを表現したかったのか?」
などといった問いかけに答えてもらいながら、
対話を通して、より読みごたえのあるものへと練りあげていきます。
学校で書いた作文などについてもしご希望があれば、
そちらについてもぜひ、読ませていただきたいと思います。
金曜 作文・精読クラス
17:00~19:00 西荻教室
参加者募集中です。
体験授業もおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。