読解問題には、読み方・解き方がある!
なんとなく読み、なんとなく解くことをやめて、論理的な解法を習得してください。
わかりやすい文章の書き方を知っていますか?
作文と小論文の違いがわかりますか?
上手に書くためのコツを学びましょう!
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夏期講習。
初授業「偉人の生き方を学ぼう」では、幾人かの伝記資料を取り扱いました。
まずは教材づくり。子ども向け・大人向けの伝記、論文、ネット上の不確かなうわさ話や武勇伝などを乱読しながら
1人の生涯を追究するのはたいへんにおもしろい(しかしそれなりに時間もかかる)作業でした。
伝記資料はまず、授業に参加する生徒と同じ年頃(10才頃)のエピソードや、日常的な文脈の中でも人柄がわかるエピソードを中心にまとめることを意識しました。
「偉人」というと「雲の上の人」「天才」「自分たちとは違う」というイメージがつきものなので、なるべく親しみを持ってもらうことがねらいです。
一方で、「偉人」ならではの「凄み」も感じてもらえるよう、努力の質と量がわかりやすく感じられるエピソードや、格言、人生のターニングポイントとなった出来事なども盛り込みました。
一度きりの人生。何かを成し遂げたいけれど、平凡なわたしに何ができるだろう?
そんな、子ども時代の漠然とした不安に希望を見出してもらうため、
偉人のちからをお借りしてのコラボ授業、というつもりで資料を編集していきました。
1人の人生を語るのに、2時間では授業時間が短すぎるかとも思ったのですが、
皆授業が終わる頃には「偉人」にも親しみをもてているようで、自分なりの感想文を完成させていました。
とくに、「アインシュタイン」の人生をあつかった回の感想文では、
自分の発明が原子爆弾の開発に役立ってしまったことに対する
アインシュタインの苦悩に思いをよせている子が多かったのが意外でした。
この時アインシュタインを悩ませる「影響力を持つことの恐ろしさ」とは、
おそらく多くの経験を積み、責任を背負ったあとから生まれてくるとても「大人っぽい」感情です。
しかし、「影響を受け取るばかりの子どもには、まだわからないでしょう?」というのはどうやら大人の思い込みで
やわらかい想像力があれば、理解は経験を越えたところにちゃんと届くものだと改めて実感しました。
フィロソフィア国語教室 西荻駅前教室 山田あかね